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新型コロナ最前線で闘う医療従事者へのうどん支援。そこに懸ける熱い想いとは

トリドールでは、キッチンカーで医療従事者への支援活動を開始し、5月15日より合計2,250食のうどんと天ぷらを無償で提供させていただきました。
横浜市済生会南部病院様から支援が始まり、今では神奈川県コロナウイルス対策本部様と連携を取りながら支援の輪を広げております。
今回は、キッチンカー担当のCSR推進室川上さん(写真左上)と木村さん(写真右上)に、本活動に懸ける想いを語っていただきました。

 

若手社員のひとことから始まった活動、喜んでいただけることは他の何ものにも代え難い

逸見 理紗子
まず初めに、この活動を始めたきっかけについて教えてください。
川上 直哉
新卒社員から、「友人が横浜市の病院に勤めており、食事もままならない大変な状況で困っている」と伺ったことがきっかけです。何か我々にできることはないのかと考えたとき、キッチンカーが一番に思いつき、活動に至ったんです。

CSR推進室 CSV推進課/川上 直哉
2014年入社。新卒社員として入社し、営業部で丸亀製麺の店長、マネージャー、トレーナーを経験後、CSR推進室CSV推進課に異動。
2020年2月からはキッチンカー業務と子ども食堂業務を担当。営業部での経験を活かして、「すべてはお客様のよろこびのために」何ができるかを考えながら、社会貢献活動を通じてトリドールが世界中から必要とされ、愛される企業を目指す。
逸見 理紗子
その声があってから2週間ほどで第1回目の支援活動が行われたということですが、売上が好調とは言い難い状況の中、迷いはなかったのでしょうか。
川上 直哉
たしかに新型コロナの影響で売上も大変な状況の中、営業部の方に協力いただくことになるのは申し訳ない気持ちもありました。しかし、トリドールの仲間であれば活動を応援してくれると信じ、「今すぐに、やるしかない」という気持ちですぐ始動しました。
木村 成克
また、医療従事者の中でも忙しい方は食事の時間がほんの数分も取れない状況だと伺いました。そんなわずかな時間でも、三食のうちのたった一食、我々が作った一杯で「美味しい、心温まるなぁ。午後も頑張ろう。」と感じていただき、少しでも心の支えになれればという想いで行っています。

CSR推進室 CSV推進課/木村 成克
2009年11月に入社。丸亀製麺で店長、マネージャーを経験後、CSR推進室に異動。
2019年4月からうどん教室業務、キッチンカー業務、四国アイランドリーグ活動など社会貢献活動を担当。社会貢献活動と通じた、企業価値の向上、また、より多くの人に、トリドールの社会活動を知っていただくために日々社業に勤しむ。
川上 直哉
木村さんのおっしゃる通りです。お腹を満たすだけであれば我々でなくてもできると思うんです。我々だけにしか提供できない本当に美味しい「手づくり」「できたて」のうどんで、お腹も心も満たしていただければと思っています。
逸見 理紗子
5月からの活動を振り返り、医療従事者の反応、現場の状況はいかがでしたか。
木村 成克
実際に我々が医療現場を見たわけではありませんが、何よりもまず感じたのが、想像していた以上に医療従事者の方々は体力的・精神的に大変な状況だということでした。
川上 直哉
そうですね。「忙しさや感染予防の観点から、外食は到底できない。安易にコンビニにも行けなくて。そんな状況で温かいうどんをいただけるのは本当にありがたい」とたくさんの喜びの声をいただいたんです。
川上 直哉
そう喜んでいただけることは、もう他の何ものにも代えられないと、心の底から「やって良かった」と感じます。

木村 成克
そうですね。喜びの声は言葉にならないほど嬉しいです。ただ、その背景には、大変な状況があるということを考えると、もっと他に何かできないだろうかと感じているところですね。

やるからにはこだわる。どの店よりも美味しいものを

逸見 理紗子
キッチンカーでの提供で店舗とは違うこと、だからこそ意識していることやこだわりはありますか?
木村 成克
そうですね。店舗と似ているようで使用している機器も導線も全く違うので、意識しなければならないことは沢山ありますね。
逸見 理紗子
たしかに、キッチンカーの中は想像していた以上に狭く、そして気温が高くて驚きました。その上、2人体制というのは体力が必要ですよね。
川上 直哉
体力もそうですが、神経を使いますね。
逸見 理紗子
神経ですか?
木村 成克
まず、2トンロングの車を運転するのはかなりの神経を使います。
川上 直哉
そうですね。これまで一人でキッチンカーを担当されていた木村さんの大変さを身にしみて感じている部分です。
木村 成克
会社を代表する宣伝カーでもありますので、常に見られているという緊張感がありますから、普通の車を運転するのとは何十倍も気を遣います。
逸見 理紗子
やはり、走ると注目されますか?
川上 直哉
はい。思っていた以上に注目していただいていますね。
木村 成克
コンビニに寄った際に駐車させていただいていると、「どこ行くんですか?」とお声がけいただいたり、近所の方が見に来てくださって「写真撮っても良いですか?」と撮影していただいたりします。それほど丸亀製麺は知名度があると思うと気が引き締まります。
川上 直哉
だから、いつ見られても、いつ声をかけられても良いように安全運転を心掛けるのはもちろんのこと、前日は必ず自分の手で入念に磨き上げています。
逸見 理紗子
川上さんが洗車されているんですね!他にもキッチンカーならではの意識している部分はありますか?
木村 成克
基本ですが、衛生や安全面は店舗と同様、いやそれ以上に意識を高く持っています。
川上 直哉
それから・・・インフラも意識しなければならないですね。
逸見 理紗子
インフラですか?
川上 直哉
キッチンカーで使用できる水やガスが限られますからね。まず前日に、食材に加えガスと水も用意しなければなりませんから、準備を怠らないようにします。調理中はそれらを無駄使いしないことを心掛ける必要があります。
逸見 理紗子
しかし、うどんを茹でるのに大量の水を使用しますよね。
木村 成克
そうなんです。水が切れたらどうしようもありません。蛇口をひねれば水が出てくることが当たり前ではないということに改めて気づかされますね。
逸見 理紗子
そういったことも注意しなければならないんですね。キッチンカーはミニ丸亀製麺と考えていましたが、そうではないんですね。

木村 成克
全然違いますね。ですが、手作り・できたてへのこだわりは店舗とは変わりません、いや、店舗を超える気持ちでやっています。やるからには美味しいものを食べてほしいという想いで作っていますから。
川上 直哉
いつも二人で言い合いますよね。「どこのお店で食べるより美味しい!」と言ってもらおう!って。
木村 成克
そうですね。感動するくらい美味しいと思っていただけるようにと意識しています。

 

逸見 理紗子
アツいですね!
木村 成克
もちろんです!今回に関しては、これまでの活動とはまた違った想いがありますから尚更です。先ほど話したように、キッチンカーならではの大変な部分はたしかにあります。しかし、医療の最前線で闘ってくださっている皆様はそんなの比べ物にならないほど大変だと思うんです。
私たちにできることは、全力で、一杯一杯にこのアツい想いを込めて作ることですから。
川上 直哉
そうです。うどん、天ぷらを受け取っていただく際も感謝の意を込めて「お疲れ様です。ありがとうございます。お仕事頑張ってください。」とお声かけすることも欠かせません。

新型コロナが完全終息するまで、そしてその先も・・・

逸見 理紗子
一瞬、新型コロナが終息しかけたと思われた時期がありましたよね。その際も活動は続ける予定だったのですか?
木村 成克
もちろん継続する予定でした。現在は新型コロナウイルスが終息する目処は立っていませんが、我々は完全に終息するまではこの支援活動を止めることはありません。
逸見 理紗子
では、今回の支援活動に関わらず、今後のキッチンカーの全体としての活動について教えてください。
川上 直哉
今は全国で一台しかないので、まずはもう一台持って、木村さんと二台体制でより多くの地域で活動したいと思っています。
木村 成克
丸亀製麺が出店していない地域、キッチンカーでしか提供できない島などにも回らせていただき、丸亀製麺のうどんを食べたことがない方にも、手作り・できたての美味しさで喜んでもらいたいですね。そして将来、丸亀製麺に行ってみようと思えるきっかけになれればと思います。
川上 直哉
そうですね。さらに、カフェや豚屋とん一など他の業態の商品も、キッチンカーで提供できるようになりたいとも考えています。今は「丸亀製麺のキッチンカー」という位置づけですが、将来は「トリドールのキッチンカーの丸亀製麺ver.カフェver.」というように、トリドールブランド全体で取り組みを進めていけたらと思います。
逸見 理紗子
なるほど。将来は挽きたて・淹れたてのコーヒーや焼き立てのパンケーキなどもキッチンカーで提供できるようになるかもしれないということですね。
川上 直哉
あ、あと最後にどうしても言いたいことが!
逸見 理紗子
はい。是非、お願いします!
川上 直哉
今回の活動は私たちCSRのチームだけで行っているのではありません。トラックを停めさせていただいたり、うどんの提供を手伝っていただいたり、近隣の店舗には食材を揃えていただいたりと、病院の方々や地域の方々、店舗のスタッフの理解、ご協力がなければ実現できていないことです。この場を借りて、関わってくださった方々に感謝いたします。本当にありがとうございます。

今後もトリドールでは、可能な限り、医療現場への支援活動を行って参ります。
まだまだ小さな範囲での活動になりますが、医療現場が少しでも明るくなるよう、私たちにできることを続けていきます。