「絵本」=小さな子供が読むもの、という認識がありますよね。

でも、今回見つけたのは、まさに大人のための、大人がよむべき絵本。

うまく説明できませんが、形状は絵本そのもの。大きくて、しっかりしていて、もちろん、中身のほとんどは絵。

児童向けの絵本より、少しボリュームはありますが、全部で50ページくらいですので、30分もあれば読めます。

今回ご紹介するその本とは、著名な作家である伊集院静さんの「親方と神様」です。

鋼と火だけを相手に、人生の大半を過ごしてきた鍛冶職人の前に現れた12歳の少年。

鍛冶職人は、「鍛冶屋になりたい」という少年の言葉に驚くが、その済んだ瞳と純粋でひたむきな姿に心を打たれ、見学を許す。

少年は、毎日訪れるようになり、親方も鍛冶のことを話してやり、二人は心を通わせていく。

画像1: 親方と神様/小野正誉

口下手な鍛冶職人が少年に伝えたかったこととは?

年老いた鍛冶職人は少年をいかに育てたのか?

人の成長とは何なのか。

人として大切なことは何なのか。

温もりのある絵を眺めながら、そんな問いの答えを考えてみるのもいいかもしれません。

通常の小説は、読者自身が言葉を読み解き想像を膨らませ、独自の世界をつくっていくもの。

今回の本は、短編小説を絵本にしたようなものなのですが、絵は邪魔にならず、むしろ世界に浸るのを助ける役割をしています。

最後の2ページに本当の結末が書かれていて、改めて深みを味わえます。

おすすめです。

画像2: 親方と神様/小野正誉
画像3: 親方と神様/小野正誉

執筆/編集小野 正誉

編集局/2011年入社 経営企画室に配属 IR担当。2013年から社長秘書。会社員として仕事をする傍ら、心理カウンセラー、コーチの資格を取得 2016年には初の書籍「メモで未来を変える技術」、2018年には「丸亀製麺は、なぜNo.1になれたのか?」を上梓。同書は、各メディアに取り上げられ、海外版も出版される。他、書籍に「丸亀製麺に学んだ 超実直!史上最高の自分のつくりかた」がある。 最近は、各地でワークショップや講演を行うなど精力的に活動している。

小野正誉が書いた記事一覧

This article is a sponsored article by
''.